柱
柱

シェイク・ザイード・グランド・モスクの外回廊を飾る1000本を超える柱は、美しさの象徴です。白い大理石で装飾された六角形の柱には、ピエトラ・ドゥーラという技法で半貴石が嵌め込まれています。この技法は、16世紀イタリアで生まれ、17世紀ムガル帝国のタージ・マハル建築にも採用されました。イタリアとムガル帝国の芸術が融合して新たな美を創り出し、それぞれの芸術手法が再評価されるきっかけともなりました。

外部にある柱の数は全部で1096本で、柱に使われている一つ一つの大理石のピースは、建設の最終段階で現地で個別に彫刻され、象嵌されました。

柱のデザインはナツメヤシを模しており、柱頭のスタイリッシュなゴールドの葉の部分は、金色の被膜処理をされたアルミニウムで作られています。