ドーム

シェイク・ザイード・グランド・モスクには、大小さまざまな82のドームがあります。これらはモロッコやムガル様式に影響を受けたデザインで、イスラム建築の異なる美しいスタイルを見事に融合させています。中でも最大のドームはメインの礼拝室の中心にあり、直径約32.6メートル、高さは84メートルにもなります。

白い大理石の外壁、玉ねぎのような形の「冠」、金色のガラスモザイクで装飾された三日月形の飾り細工は、ドームの設計を際立たせる特徴的な要素です。

ドームの底部にある窓は、自然光が礼拝室内に入るように設計されています。ドームの内側には、(GRG)と呼ばれる強化石膏で作られた伝統的なモロッコアートが施されており、ナスフ (Naskh)、スルス(Thuluth)、クーフィー(Kufi)といった様々なアラビア書道のスタイルで聖なるコーランの節が装飾されています。

一方で、男女の沐浴エリアの上部にある14のガラス製のドームは、一般的にモスクにあるイスラム庭園のデザインに不可欠な要素です。