ミフラーブ
ミフラーブ

ミフラーブ

ミフラーブは、モスクにとって必要不可欠な要素で、キブラ壁の中心に半円形で設計されています。この場所は伝統的に、イマームが礼拝を導くために立つ位置です。そのデザインは、コーラン(スーラ・ムハンマド-15)における天国や楽園への描写(蜂蜜とミルクの川が流れる豊かな風景)にインスピレーションを受けています。

ミフラーブに施された黄金色のモザイクは、まるで上部の蜂の巣から蜂蜜が滴り落ちるかのようなデザインで、蜂蜜の川のように見えます。このミフラーブが半円形なのは、かつて電子機器がなかった時代に、イマームの声を反響させて、背後に並ぶ礼拝者たちにも届きやすくする工夫の一つとして設計されました。