シャンデリア
シャンデリア

シャンデリア

シェイク・ザイード・グランド・モスクには、7つのシャンデリアがあります。イスラムの美術と建築の美が見事に調和したこれらのシャンデリアは、世界中の訪問者の目を引く圧巻のデザインです。メインの礼拝堂の中央のドームから吊り下がる3つの巨大なクリスタルシャンデリアと、VIPロビー、フローラルロビー、そしてメインホールの両サイドの入口には4つの小さなシャンデリアが設置されています。

そのデザインはナツメヤシから着想を得ており、円柱部分が幹、凹面の部分が葉を表現し、色とりどりの球体はナツメヤシの実を象徴しています。これらは、UAE社会が大切にしている誠実さ、寛大さなどの高潔な価値観を体現しています。

シャンデリアのデザインにはイスラムの紋様や花の模様が施されています。絨毯のメダリオン柄はシャンデリアの真下に位置し、まるで上にあるシャンデリアが絨毯に映し出されているかのような美しさを演出しています。シャンデリアを見上げれば、中心に向かって集まる円形のアラベスク模様が目に入ります。そこには、カラフルなクリスタルが水滴のようにぶら下がり、まるで下の絨毯のメダリオン柄に落ちて、波紋を広げ、彩りを加える準備ができているかのようです。

モスク内で最も大きなシャンデリアはメインホールにあり、直径12メートル、高さ15.5メートルで、15,500個のLEDを備えています。同じデザインの小ぶりなシャンデリアもメインの礼拝堂にあり、それぞれ重さ8トン、高さ12.5メートル、直径7メートルで、9,500個のLEDが光を放っています。

また、直径4.5メートル、高さ6.5メートル、重さ2トンで1,200個のLEDを搭載したシャンデリアもあります。

シャンデリアの製作には24金のメッキが施されたステンレス鋼が用いられ、パネルにはスワロフスキークリスタルがちりばめられています。デザインには約4,000万個にも及ぶ緑、赤、黄色のクリスタルボールが使用され、礼拝堂全体に独特の美しさを添えています。