![ミナレット(尖塔)](https://szgmc.gov.ae/uploads\images\architectures\sahan-img-min_20240719132606699.png)
ミナレット(尖塔)
シェイク・ザイード・グランド・モスクのミナレット(尖塔)は中庭の四隅から107メートルの高さにそびえ、モスクの中で最も高い位置にあります。異なる時代のイスラム建築の影響を受けたデザインで、モスクの多様性と包括性を反映しています。
ミナレットは、正方形、八角形、円形の階層で構成されています。それぞれには、バルコニー、金箔で仕上げられた装飾、螺旋状の格子、豊富なコーニス(廻り縁)などの特徴的な飾りが施されています。
過去にはミナレットは多くの歴史的な機能を果たしてきましたが、主な機能は、ムアッジン(礼拝の呼びかけ人)が高い場所からアザーン(礼拝の呼びかけ)を行うことでした。現在では、ミナレットに設置されたスピーカーからアザーンが流されます。
また、「ミナレット」という言葉はアラビア語の「マナーラ」から来ており、灯台を意味しています。これは、イスラム時代を通じて、モスクが先導して知識や科学を広める場所であったことを示しています。